難聴予防への大きな発見
2009年、コエンザイムQ10は老人性難聴の予防に効果があるということが東京大学の研究で明らかにされ、話題を呼びました。
年齢を重ねるにつれ、小さな声が聞き取りにくくなって相手の言うことを訪ね返す「老人性難聴」は、耳の奥にある「内耳」の細胞が遺伝子の働きで死滅してしまうために起きる現象だということ、遺伝子の死滅には“Bak”という遺伝子がかかわっているのですが、抗酸化物質として知られるコエンザイムQ10を摂取させることで、その遺伝子の働きを押さえられるということが分かったのです。
また、難聴予防に効果があることが分かったので、東大の研究チームはさらに生後4ヶ月からマウスへ、人間にとっての1日20mgにあたるコエンザイムQ10を与え続ける実験も行ったそうです。
その結果、約1年で他のマウスよりも小さい音を聞き取れるようになったことが確認できたとか。
どちらも、マウスによる実験の結果なので人間への効果がはっきりしたわけではありませんし、老人性難聴については、あくまでも予防として効果があるということですが、健康やアンチエイジングを目的としてコエンザイムQ10を摂取した結果が難聴の予防につながるなら素晴らしいですね。
また、コエンザイムQ10は細胞を活性化して全身の血行をよくするので、血流の悪さや冷えなどを原因とした耳鳴りには効果が期待できるかもしれません。
ただし、耳鳴りはさまざまな原因から起きてくるものなので、安易に自己判断してコエンザイムQ10に頼らず、病院へ行って正しい診断を受けることが大切です。